物の言い方を知らない人には、本来あまり好感を抱くことが出来ないもの。でも自分も知らない間に、そんな人たちの仲間入りをしていたら大変ですよね。
同じ内容のことでも言い方や、誰が言うかによって受け止め方は大きく異なります。「そんな言い方しなくても」という場面は、きっと皆さん経験があるでしょう。
物の言い方を知らない人は、人間関係でつまずくことが多くコミュニケーション力を正しく身につけないとあらゆる場面で損をしてしまいます。
もしかしたら自分も?と不安な人。一体どんな人が物の言い方を知らない人として周囲は判断しているのか、共通する5つのポイントをご紹介していきましょう。
物の言い方を知らないな…と思う人の5つの特徴
ネガティブな言い方をする
物の言い方を知らない人は同じ内容のことを伝えるにも、なぜかネガティブな表現をしがちです。
たとえばとても頑固な人に対して「あなたは頑固ですね」とネガティブに受けとめたことを言葉にしてしまうと、相手はきっと不快な気持ちになるでしょう。
しかし「あなたはとても意思が強い人です」と言われれば、ポジティブな印象を受けるため会話の相手もスムーズに意見を受け入れることができます。
相手の気持ちを重んじて話ができる人は配慮しながら言葉を選び、ネガティブな表現も上手にプラスに言い換えるスキルがあるでしょう。
しかし物の言い方を知らない人は相手の気持ちよりも、自分が言いたいように発言することだけに集中してしまうため、自分勝手な面が浮き彫りになってしまうのです。
感情的になる
嫌なことを言われたとき、不愉快になる場面など。つい感情が混ざって、思わぬ言葉を言ってしまうことがありますよね。感情的になると頭のなかで冷静に判断が出来ず、思ったことをそのまま口にしてしまうことも。
物の言い方を知らない人は、とくに感情コントロールが苦手で、その瞬間に感じたことをそのまま言ってしまう傾向があります。
楽しい時やポジティブな気持ちの場合は、ストレートな表現をしても全く問題はありませんが、逆に悲観的、怒り、悲しいといったマイナス的な感情は相手に与える負担も大きくなるもの。
言葉を発する前に、まずは一呼吸いれてください。たとえば暗い雰囲気の場合、物の言い方を知らない人はそのままはっきりと「なんだかつまらないね」と言ってしまうでしょう。
しかしこんな場面でも、空気を読みながら発言できる人は流れをさっと変えて「静かでのんびりできるね」とプラスに解釈してくれます。
上から目線で話をする
知ったかぶり、上から目線のタイプは、仕事場や友達でもちょっと扱いが面倒なタイプ。たとえばニュースで話題になっている場所、行ったこともないのに人の情報をさも自分の経験や知識として「あそこいつも混んでいるよ」と知っているふりをすることも。
また人になにかをお願いする時に「すみませんが…」という腰の低さがまったくなく、やってもらって当たり前のように「これやっといて」と投げ捨てるように言う人。このタイプはリーダーになりたくても、他の人がついていけません。
物の言い方次第では、自分の目的を達成しやすくすることが出来ますが、ちょっと間違ってしまうと周囲に敵を作ることに。
人を馬鹿にする、自己主張が激しい、偉そうにしている人は態度だけでも周囲から嫌われてしまいます。
相手を尊敬していない
目上の人にもため口を使う人、誰でも友達のように言葉を選ばない人。こんなタイプは常識が欠けているため、たとえ言葉遣いを直しても根本的に周囲とのズレが生じてしまいます。どんな場面でも気持ちよくコミュニケーションを取るためには、相手に対して尊敬の気持ちを持つことが基本です。
レストランで注文をする時にウェイトレスに向かって「早く料理持ってきて」と、相手よりも自分は立場が上だということをアピールしたがる人がいます。
このタイプは尊敬することよりも尊敬されたい性格で、弱いものを見ると抑えつけたくなる特徴があるでしょう。
自分と同じ立場、もしくは後輩や若い人を尊敬できない人は、逆に相手からも尊敬されなくなる立場になってしまいます。
一方的な物の言い方をする
自分の言いたいことだけを言い、相手の考えや意見を一切聞けない人も。このタイプは物の言い方を知らないだけではなく、とても一方的でコミュニケーションのやりとりができません。
相手の気持ちを考えずに、自分が思うことを押しつけ威圧感をアピールする人は、きつい言い方をしなくても聞く側はプレッシャーに感じてしまいます。
もし自分と対立する人がいた場合、無理やり他人を否定することで自分が相手よりも上に立っていると勘違いしているのでしょう。
「そうじゃない」「こうしないとダメ」など否定するだけの人は、いつもマイナス思考の傾向がありますので、人の悪口や愚痴を言ってばかりいるのです。
またこのタイプの人は自分に自信がないため、否定されないように先に相手を否定する習慣があります。うまく付き合うためには、距離を置くことも必要でしょう。
いかがでしたか。
物の言い方を知らない人とは、できるだけ付き合いたくはないものです。しかし職場や近所の人、友達など意外と身近な場所にこのタイプの人は意外と多く存在しているもの。
物の言い方を知らない人は、心の奥底に弱い部分があり、自信がない、コンプレックスがある、辛い過去があるなど。自分を大きく見せるために、必死になっている場合もあるでしょう。
もしイラっとするような言い方をされたら、相手のペースにならずに本当の姿を想像しながら、軽く聞き流すように努力してみましょう。
まとめ
物の言い方を知らないな…と思う人の5つの特徴
・ネガティブな言い方をする
・感情的になる
・上から目線で話をする
・相手を尊敬していない
・一方的な物の言い方をする
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