「人と深い関係が結べない」「ある程度の距離を保とうとする」など恋人や友達でもある程度の距離を保ち近づきすぎない人の事を回避依存症と言われます。過干渉になられるのが嫌だったりするあまり自分もされたくない事を相手にもしないという行為と言えます。
そう言った人はなぜ回避依存症になるのでしょうか。特に最近の若い20~30年代の人は恋人がいない人が7割を越えるのだとか。パワハラや生徒に対しての暴力に対して花瓶になっているこの世の中ではまともに人とぶつかるといった事が出来ていないのかもしれませんね。
そこで、回避依存症になるのはなぜなのか。5つの理由についてご紹介します。あなたの周りにもある一定の距離を超えると不快な色を出す人がいたら回避依存症の人かもしれませんね。
回避依存症になるのはなぜ?5つの理由
過去のトラウマ
回避依存症になる1つの理由は人と近すぎて壊れてしまう関係があることを知った事があるから、というのも理由のひとつに挙げられるでしょう。例えば好きになりすぎて相手との距離が縮まったのはいいけれど結局離れる事となり、傷を深く負ってしまった。という出来事がある人や、人に騙された経験があったりなどが当てはまります。
一度相手の事を信じられなくなるとある一定の距離からは近づかれるのを極端に怖がってしまいます。こういった場合は誰かが温かく根気強く見守るか、土足で踏み込んで荒療治をするかといった事が考えられるでしょう。
過保護の後遺症
回避依存症になる心理のひとつとして「過保護からの恐怖」が挙げられるでしょう。親から小さい頃に過度に干渉されたり、大事にされすぎて箱入りで育てられたりして、人と関わることがこんなに「面倒くさい」とおもってしまう人が回避依存症になっている人と言えます。
特に友達づきあいとしてならいいけれど、恋人になって一緒に住むようになったら豹変してしまって、深い付き合いをしてくれない人は家族間に問題がある人が多いかもしれません。こういった時はお互いに違う人間として親身になって話し合いをするという事が大事でしょう。他の国の人と思って接する方がいいです。
他の国の人ならば一夫多妻制が許されている所もあれば、宗教の問題により食べ物が制限されている所もあります。日本人といえど中身はそれぐらい人と人は違うのだと思って相手と接すとイライラするものもなくなるでしょう。そして、お互いの心地の良い中間地点を見つけられたらお互いに穏やかな関係を結ぶ事が出来るのではないでしょうか。
自分に自信がない
回避依存症になる人の心理のひとつとして自分に自信がないために人に自分を深く知られるのが怖いというものがあります。そのため自分の事を話すのも苦手という人もいるでしょう。もしかしたら昔は自分に自信があったのに、何かのきっかけでその考えが壊れてしまったという無意識の経験がある人もいるかもしれません。
そういった無意識で考えががらっと変わってしまうと実は回避依存症だという事を本人が知らない場合もあります。「そこまで人と深く関われるってすごいね」とまるで個性のように言うような人もいるでしょう。大体の人はその人との距離がそこまでなのだと思えば必要以上に近づかないとは思いますが、家族になりたいと思っている人にとっては少し厄介なものだと言えるでしょう。荒療治ですが、相手に本当の事を言って踏み込んで嫌われるという役を買うのもひとつの手かもしれません。
躾が厳しかった
回避依存症になる心理のひとつしてやはり幼少期にはなるのですが、両親からの影響が大きいと言えるでしょう。先程は過度な愛情の干渉によって回避依存症になるというお話をしましたが、次は親の「躾」が以上に厳しいが故に相手との距離の掴み方が分からなくなり、回避依存症になるということが挙げられます。
本人もそうしたくてしたい訳ではないけれど、幼少期の絶対的である両親からの「躾」というものが大人になった今も「恐怖」として本人を縛っている可能性もあります。けれどこれを両親のせいにしていつまでも逃げるという選択をしているのはほかならぬ本人です。
もし自覚があるのであれば時間は掛かりますが自分の考えと行動を変えていくことは可能です。まずは両親みたいな人もいるのだということを認める。そして、そうじゃなく穏やかに緩やかにちょっとの悪さも許されたおおらかな友達のご両親に会って出来れば仲良くすることです。
これを実施して両方の「躾」を受け入れられると「自分はどちらを選択してもいい」と自分主体の生き方ができます。回避依存症で本当は愛を欲しているのに手に入れるのが怖いとひとりぼっちの人がいるかもしれません。是非心当たりがある人はチャレンジしてみてください。
裏切られた経験
回避依存症になる人の心理として「相手の事を信じたら騙される」と思っている人がいるでしょう。とても悲しい事ですが、人の事を信じられないから心の壁を厚く保って自分の身を守ろうとしているのです。
いつも戦いの場にいて心休まる場所がない人は回避依存症になりやすいと言えるでしょう。特に男性が多いのはそのためです。家庭が出来ると穏やかな顔をする人が増えるのはそういった心の壁が半分壊れてきたからなのかもしれませんね。
いかがでしたか?
恋人が回避依存症ではとても悲しいことなのかもしれませんが、あなたがずっと心を開いてぶつかることを恐れないで立ち向かうその姿勢が必ず相手にも通じます。
これからの時代はシェアの時代と言われているので心をオープンにして打ち解けていける時代がやってきます。
まとめ
回避依存症になるのはなぜ?5つの理由
・過去のトラウマ
・過保護の後遺症
・自分に自信がない
・躾が厳しかった
・裏切られた経験
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