パニック障害が完治したと感じる5つの時

メンタルケア

パニック障害が完治したと感じる5つの時パニック障害は完治するのが難しいと言われていますが、根気よく治療を続けていけば必ず完治する病気です。しかしどうなったら完治なのか?という判断が微妙な病気でもあります。

健康な体であっても突然症状が表れるパニック障害については「よく知らない」という方がほとんどではないでしょうか?今回はパニック障害が完治したと感じる時についてまとめてみましたので、是非今後の参考にしてみて下さいね。



 

パニック障害が完治したと感じる5つの時

 

パニック障害のメカニズム

パニック障害の原因はただ一つ、交感神経と副交感神経のバランスがとれていない事です。自律神経のバランスが崩れていると言っても良いでしょう。

例えば日常生活で動悸やめまい、吐き気など不快な症状が表れる事は誰にでもありますが、大抵の人は「今日は何だか変だな~」「疲れがたまってるのかな」とそれほど気にしないと思います。

しかしパニック障害を患っていると「このまま息ができなくなったらどうしよう…」「またドキドキする…きっと心臓が悪いんだ」などと必要以上に心配して不安になってしまうのです。誰にでも起こりうる症状に常におびえていたり、いつ起こるかわからないと心配や緊張をしていると、交感神経が異常に刺激されて自律神経のバランスが崩れます。

放っておけば症状は悪化して、ますます不安になりさらに交感神経を刺激するという悪循環になってしまうので、長い時間をかけてでも完治させたい病気と言えるでしょう。

 

パニック障害の症状

パニック症状には実に様々な症状が見られます。代表的なのは動悸・息切れ・めまい・過呼吸などですが、この他にも私達には身近な存在である症状もあります。例えば偏頭痛やむくみなど、特に女性にとっては日常茶飯事と言われる症状もパニック障害の症状である可能性があります。

パニック障害による偏頭痛の場合は、パニック障害が悪化するにつれて傷みが強くなり頻繁に起こるようになり、パニック障害が改善されていくと共に軽くなります。パニック障害によるむくみは、激しい動機や過呼吸で脈が急速に早くなるという激しい症状が起こる為に、顔や身体が膨らむように感じる鬱血症状の為だと言われています。

この他にも倦怠感・もやもや・不眠など精神的な症状が表れる場合もありますが、いくら休息をとっても回復しない場合はパニック障害による症状かもしれませんね。

 

完治したと感じる時①一人で外出できるようになった時

パニック障害の症状が頻繁になると日常生活にも支障をきたすようになり、一人での外出もままならないという状況になる場合もあります。例えば通勤電車の中で不快な臭いがするだけで嘔吐してしまうといった症状が出始めたら、自分ではコントロールできなくなっている証拠です。いつどこで発作が起こるかわからないという不安を抱えたまま外出するのが怖くなってしまいます。

薬や専門医での治療を経て、自分からなんとなく外に出てみたいと思うようになれば完治に近付いているといって良いでしょう。最初は近所を散歩したり買い物に出かけるのがおすすめですが、そこで楽しいと感じるならもう大丈夫です。

外に出て人に会うだけでドキドキしていたのが、誰かと一緒なら外に出れるようになり、一人でも外出できるようになるという事実は、完治した事が実感出来るプロセスでしょう。

完治したと感じる時②感情をコントロールできるようになった時

パニック障害の症状は薬を使えば抑える事ができますが、発作に対する不安感や恐怖は消せません。そんな状態を周りに知られまいと隠そうとする事で余計にプレッシャーを感じて発作が起こりやすくなってしまいます。

しかし治療の一環で「発作が起こったらどうしよう…」ではなく「発作が起こっても死ぬわけではないし大丈夫!」と開き直るように進められる場合もあり、不安な気持ちを少しでも抑える事が大切だと言われます。しかしパニック障害の時には「考え過ぎて不安にならないように」と言われても難しいでしょう。

不安感に襲われても「またか…でも自分はパニック障害なんだからしょうがない」と余裕を持って考える事ができるようになったら、それはパニック障害を克服して完治したと言っても過言ではありません。自分の感情を客観的にコントロールできればもう大丈夫でしょう。

 

パニック障害を完治させるポイント

理屈ではわかっていてもなかなか完治できないのがパニック障害ですが、そんな時に試して欲しいポイントをご紹介します。

まずは意識的にリラックスする事を心がける事です。たとえ体も心も本当はリラックスしていなくても、リラックスしよう!と思うだけでも違ってきますよ。

家でおとなしくしていれば治るという訳でもないので、何か行動する事が大切です。しかし仕事となると責任も伴うので余計な心配も出てきてしまいます。一番良いのは好きな事や趣味を見つける事です。もうすでにそれがある方は没頭してみるのも良いでしょう。しかし無理をせず自分のペースだけは守るようにしないと、回復は望めません。人からどう思われようと自分のペースを保つ事がポイントです。

一番大切なのは、完治を諦めない事です。パニック障害は急に治るモノではなく徐々に回復していくので、早く結果を出したいタイプの人にとってはじれったさを感じると思いますが、手遅れという事は絶対にないので、どれだけ時間がかかっても完治するという事を頭に入れて諦めないで下さいね。

 

パニック障害は症状が軽くなれば日常生活に支障をきたさないようになるので、完治にこだわって自分を追い込むよりも、長く付き合う覚悟を決めて治療していくのがベストです。そうしているうちにふと「あれ?もしかしたら完治した?」と思う瞬間がおとずれるモノですよ。

パニック障害でお悩みの皆さん、焦らずゆっくり時間をかけて完治を目指しましょうね。

 

まとめ

パニック障害が完治したと感じる5つの時

・パニック障害のメカニズム
・パニック障害の症状
・完治したと感じる時①一人で外出できるようになった時
・完治したと感じる時②感情をコントロールできるようになった時
・パニック障害を完治させるポイント


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