百人一首の暗記をうまく行うための5つのコツ

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百人一首の暗記をうまく行うための5つのコツニュースなどで百人一首大会を見かけることがありますが、あの気迫とスピード感は何なのかといつも驚かされます。単なる頭脳戦というだけでなく、気力・体力などすべてが充実していないとなかなか勝てるものではないのでしょう。

ただ、百人一首でもっとも重要な事は札をすべて覚えておくこと。つまり暗記をしてないことには勝負の土俵にすら上がれません。しかし、百枚の札をすべて暗記することは決して容易なことではありません。そこで百人一首の暗記をうまく行うためのコツやポイントを見ていきたいと思います。



 

百人一首の暗記をうまく行うための5つのコツ

 

まずは覚えやすい札7枚から

いろはかるたと違って、百人一首は和歌ですので同じ文字から始まる歌がたくさんあります。例えば、「秋の田の」「朝ぼらけ」「秋風に」などがあげられます。さらに、この三首だけを見比べてもおわかりのように、二文字目まで同じ札も存在するわけです。ちなみに「あ」から始まる歌は100首ののうち16首。なかなか容易に覚えることはできません。

そこで「むすめふさほせ」の7首をまず覚えてみましょう。この7文字は1枚しか存在しない札です。「むらさめの」「すみのえの」「めぐりあひて」「ふくからに」「さびしさに」「ほととぎす」「せをはやみ」。これだけは百人一首の勝負をする時のためにしっかり暗記です。

 

あいうえお順で覚える

百人一首を暗記するとなると、どうしても歌の順番に覚えて行きたくなるものです。「秋の田の」、「春過ぎて」「あしびきの」といった具合ですね。この流れをあえて崩して、あいうえお順に暗記していくというのも一つの方法です。

ただ、これで一気に100首を覚えようというのではなく、1日に5首~10首程度でとどめておきます。1日で決めた数を覚えたら翌日は同じ数だけ暗記した上で、前日に暗記したものを言えるか確認する。さらに翌日は前々日に暗記したものから確認してみる。この繰り返しで1ヶ月も経てば100首すべて覚えることができます。

 

見るだけでなく声に出す

ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、暗記につきものといえば声に出して覚えるという方法です。いくら読んだり書いたりして覚えたつもりになっても、いざ思い出そうとすると浮かんでこないことがあります。

しかし、普段から声に出しているとその声が自分の耳に残っており、自然と諳んじることができたりするものです。テレビのCMなどで同じものを何度か見ていると、知らないうちにBGMに使われている歌詞を口ずさんでいる、あれに似ている効果です。

また声に出す時に、ただ何となく読み上げるのではなく、区切りなどを大事にした方がよいでしょう。五・七・五・七・七という区切りが設けられている和歌ですから、このリズムに乗りながら読み上げてみましょう。

歌の意味を考えながら覚える

暗記というのは意味が理解できていれば、頭に入ってきやすいものです。語呂合わせなどで覚える方法ももちろん使えます。ただ、語呂合わせそのものの意味を失念してしまった時には、思い出すきっかけが何もなくなってしまいます。

その意味でも、歌を覚える際に歌の中の情景や、歌そのものの意味を一緒に考えていくとよいでしょう。英語の歌詞を覚えるときにも、ただ単語をつなぎ合わせるより、歌詞の意味を浮かべながらの方が頭に入ってきやすいのです。せっかく百人一首を暗記するのであれば、こういった歌の背景も知っておくほうが趣深くなります。

 

暗記しようと思わない

暗記と矛盾したタイトルになっていますが、この気持ちも実は大事なことなのです。百人一首に限らず、一生懸命覚えようと思ったことより、案外どうでもいいことの方が記憶に残ったりするものなのです。

どうせ暗記をするなら楽しく覚えたいところです。切羽詰まりながら必死になって頭に詰め込むよりも、リラックスしながらゆったりと、愛読書を読むような気分で歌を眺めていきましょう。本の中の一小節がいつまでも頭に残ることもありますよね。

 

いかがでしたか?

百人一首の暗記術と暗記の心構えについて触れてきましたが、百人一首というものはそもそも遊びながら歌を覚えるためのものだという話があります。その意味では、一人で黙々と暗記をするよりも、家族や仲間と一緒に遊び感覚で覚えていくのが一番自然な形なのかもしれません。

ただこの方法は、百人一首を一緒にやろうよといって集まってくれる百人一首をテーマにしたマンガ「ちはやふる」のような仲間がいることが前提になってしまいますので、難しい部分があるのも事実です。

何にせよ、一番大事なのは、人は好きなことであれば自然と覚えようという気になるという性質を利用して、百人一首を好きになることかと考えます。

 

まとめ

百人一首の暗記をうまく行うための5つのコツ

・まずは覚えやすい札7枚から
・あいうえお順で覚える
・見るだけでなく声に出す
・歌の意味を考えながら覚える
・暗記しようと思わない


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