「目は口ほどにものを言う」と言われるように、人間の目線には心理が顕著に表れます。話している相手の目線からなんとなく相手の気持ちがわかったという経験ありませんか?
心理学的に言っても目線は心の状態をあらわす大切なポイントであるとされていて、なぜそうなるのかという理由が解明されている事もあります。今回は人に心理を表す目線についてまとめてみました。
目線は心理を表す?5つのわけ
視線からわかる心理
視線には人の心理状態が顕著に表れると言われていますが、これは使っている脳の方向に視線が動くということが根拠となっているようです。
例えば人間は何か考え事をする時に上の方に視線を向ける事が多いと思いますが、左上を見ている時は左脳を、右上を見ている時は右脳を使っているという事になりますね。左脳は記憶を司るので、左上に視線が向く時は過去の事を思い出している証拠です。
右脳は想像や思考を司るので、考え事や想像をしている時などは右上に視線が向きます。これは恋愛心理に役立つ事もあるようで、浮気を責められた男性が右上を見ている時は嘘をついている証拠と考えても良いでしょう。
また「上目使い」と言われる、あごを少しひいて目線を上に向けるのは好意の表れで、相手に自分の気持ちを悟られたくないけれど興味があるから見たいという心理が表れています。
目の動きよってわかる心理
「目が泳ぐ」と言われるように視線が定まらない時は、話している相手や話題に対して不安や緊張があったり、別の事が気になっている場合でしょう。人間は不安や緊張をもたらす対象が目の前にあると、本能的に逃げたくなる心理が働くので視線が定まりません。
男性は隠し事をしているとすぐに目をそらす傾向がありますが、これは心理が顕著に視線に表れる良い例でしょう。ちなみに女性は隠し事をしていると、逆に相手の目をジッと見る傾向があります。これは女性の方が肝が据わっている証拠でしょうね。
まばたきの回数でわかる心理
心理状態によってまばたきの回数が増えたり減ったりします。
通常まばたきは1分間で20回程度ですが、緊張が高まるとその回数は増えます。まばたきは視線をそらすのと同じ役割をするので、不安や緊張の原因から目をそらしたいという心理の表れでもあるんですね。実際に国会議員がテレビ討論をした際にベテラン議員のまばたきが1分間で約20回だったのに対して、新人の議員は1分間に60回を超えるまばたきをしました。
したがって、もし誰かと会話している時にまばたきが急に増えてきたら、相手にとって緊張や不安をもたらすような話題に触れたと考えても良いでしょう。
目の輝きでわかる心理
楽しそうにしている子供や色んな事に挑戦している人は「目がキラキラしている」と言われることが多いですが、実はコレ気のせいではなく実際にキラキラとしているんです。
黒目の中には瞳孔がありますが、この瞳孔は暗い時に大きくなり明るい時に小さくなって、目の中に入ってくる光の量を調整する働きがあります。そしてこの瞳孔は、興味のあるモノに対して「もっと見たい!」という気持ちから大きく開く性質があり、そのためにキラキラと輝いて見えるのです。
何かに興味を持っている人の目が輝いて見えるのはこの瞳孔によるものもあります。実際に瞳孔が大きくなっているのを確かめるのは難しいでしょうが、輝いているのは確認できるはずです。もし気になる人と話をしている時に、相手の目が輝いていたら、あなたに興味がある証拠かもしれませんよ。
恋愛心理
好きな人に対してはついつい目線を向けてしまうので、大勢でいる時に何回も目が合うという人がいれば、その人はあなたに好意がある可能性が高いですね。逆に嫌悪感や不快感を感じる人には目線を向けない傾向があるので、目線から好意があるかないかの恋愛心理が顕著に表れていると言っても良いでしょう。
また男性と女性では、好きな人に目線を送る時の心理に違いがあります。男性は好きな女性の話を「聞く」時によく目腺を送り、女性は好きな男性に「話す」時に目線を送るのです。男性は好きな女性の情報を収集したいという心理が強いのでしっかりと話を聞こうとしますが、女性は好きな人に共感や賛同して欲しいという心理から、自分の気持ちを理解してほしいと思って積極的に話すのです。
相手の目腺から恋愛心理がわかれば、気になる人が自分に脈ありかどうかも判断できるようになりますよ。
いかがでしたか?
目線から心理がわかれば、仕事での人間関係や恋愛にも役立てることができますよ。これからは周りの人々をよく観察して、心理を読み取ってしまいましょう。
まとめ
目線は心理を表す?5つのわけ
・視線からわかる心理
・目の動きよってわかる心理
・まばたきの回数でわかる心理
・目の輝きでわかる心理
・恋愛心理
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