あがり症を克服するためにしてほしい5つのこと

メンタルケア

あがり症を克服するためにしてほしい5つのことあがり症に悩まされている人は、薬では改善が難しい症状をどうにかして克服したいと思っているでしょう。

人前に出るとどうしても緊張してうまく話せなかったり、顔が赤くなってしまったり、人の視線が気になってしょうがないというあがり症は、自分で克服するのが一番の方法です。

今回はあがり症を克服するために自分で取り組んでほしい事をまとめてみましたので、是非参考にしてみて下さいね。



 

あがり症を克服するためにしてほしい5つのこと

 

あがり症のメカニズムと症状

あがり症とは「欠点を知られたくない」「人に良く思われたい」「完璧にこなしたい」といった思いが強過ぎるために、人前に出ると緊張してしまって上手く話す事ができなくなってしまう症状です。

例えば目上の人と話す時や異性の前、自分がトップバッターの時、自分の前後にいる人が上手い時などは、あがり症の症状が出やすい場面と言えます。クラスの友達と話す時はなんの問題もないのに、クラス全員の前でスピーチをする場面では全員の目が自分に向けられることによって、顔が引きつる・身体が小刻みに震える・汗びっしょりになる・言葉に詰まるといった症状が見られますが、ひどくなると自分があがり症だと思う事がプレッシャーとなって、頭の中が真っ白になるという方もいるようです。

あがり症は不安や恐怖心に関係している「ノルアドレナリン」の分泌や、血圧の急上昇によって起こる症状とも言われています。また交感神経が敏感な人ほどなりやすいという説もあります。

 

あがり症の原因

あがり症は後天性のモノであるので、自意識の発達していない幼少期に見られる事はありません。自意識が発達してくると、人にどう見られているのかが気になったり、カッコ良くみせたいというプライドを持つようになりますが、それは失敗に対する恐怖や不安につながり、あがり症の原因になります。

さらに、あがっている事を知られるのが恥ずかしいという気持ちや、自分の欠点や弱点を人に見られるのが怖いという意識過剰に陥る事があがり症を助長していく場合もあります。

あがり症の根本にあるのは、人から変な人だと思われるのではないかという不安にあり、一種の対人恐怖症ともとらえることが出来るでしょう。

 

自信を積み重ねる

あがり症を克服するためには、自分の苦手分野や今まで避けてきたことにチャレンジして、コツコツと小さな自信を積み重ねていく事が大切です。一度積み重ねた自信は簡単には崩れないので、地道に自信を積み重ねていくことでどんどんプラスされていきます。

自信を持つ事によって、自分を飾る必要がなくなり、ありのままの自分を出して生きていけるようになります。見せかけだけの姿を良くするといった間違った考え方が消えると、心の歪みが消えて堂々と話す事ができるようになりますよ。

日々の小さな積み重ねが必ずあがり症の克服につながると信じて努力すれば、自分でも気が付かないうちに克服できていた…という日が必ず来るでしょう。

腹式呼吸

あがり症の症状が出そうな場面になったら、腹式呼吸を行うと徐々に気持ちが落ち着いてきて緩和できます。普段から腹式呼吸を意識して行う事で、気分が落ち着きリラックスできるので、あがり症の克服には効果的ですよ。

★正しい腹式呼吸の仕方

身体の力を抜いてリラックスした状態で、お腹を膨らませながら鼻だけで息を吸います。

膨らませたお腹を凹ませるように口から息を吐ききります。

 

イメージトレーニング

楽しいイメージや自分が成功するイメージを脳に植え付ける事で脳をだます方法もあがり症の克服法として効果的です。人前にいる自分を想像しながら「私は出来る!」「絶対出来る!」と繰り返し言いながら自信をつけるのも良いですし、鏡の前で実際に声に出して自分を勇気付けるのも良いですね。

失敗する事を心配するのではなく、成功した時のイメージをするように置きかえれば良いのです。失敗することばかり考えていると、潜在意識にも「失敗」が取り込まれてしまい、失敗して当然という流れになってしまうので、たとえ失敗したにせよ「失敗は成功の元」と言うように、それは自分にとって意味のある失敗だったんだと思うようにしましょう。

 

いかがでしたか?

このようにあがり症の原因やメカニズムを理解するだけでも克服につながります。

あがり症で悩んでいる方は、自分の意識を変える事が克服への第一歩と信じて、小さな事から克服へのアプローチを始めてみましょう。

 

まとめ

あがり症を克服するためにしてほしい5つのこと

・あがり症のメカニズムと症状
・あがり症の原因
・自信を積み重ねる
・腹式呼吸
・イメージトレーニング


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